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教員紹介

三宅 晶子 教授・博士(文学)

文学部

MIYAKE Akiko 三宅 晶子 教授・博士(文学)

  • 専門

    中世日本文学(特に能楽)、古典教育

  • こだわり

    自由

  • 趣味・特技

    陶芸

  • オススメの書籍

    西岡常一『木のいのち 木のこころ』

主な担当科目

学部 言語文学、古典文学概論、演習、中世文学論
大学院 中世文学演習、中世文学特論

経歴

1976年
  • 東京女子大学文理学部日本文学科卒業
1984年
  • 早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻 博士号取得
  • 目白学園女子短期大学助教授・横浜国立大学教育学部教授を経て
2019年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『歌舞能の系譜-世阿弥から禅竹へ』(単著、ぺりかん社、2019年)
  • 『歌舞能の確立と展開』(単著、ぺりかん社、2001年)
  • 『世阿弥は天才である―能と出会うための一種の手引き書―』(単著、草思社、1995年)
  • 『対訳で楽しむ能シリーズ』刊行中 〈葵上〉〈敦盛〉〈井筒〉〈鵜飼〉〈邯鄲〉〈砧〉〈隅田川〉〈定家〉〈天鼓〉〈道成寺〉〈融〉〈羽衣〉〈半蔀〉〈班女〉〈船弁慶〉〈松風〉〈熊野〉〈養老〉〈弱法師〉

  • 『もう一度読みたい日本の古典文学』(編・共著、勉誠出版、2021年)
  • 『教育の国際化と学際化に向けてー広域科学としての教科教育学-』(共著、東京学芸大学出版会、2018年)

現在の研究テーマについて教えてください

能の作品分析と古典教育研究
先ず、能の文学的研究をスタートとして、徹底的な詞章分析による作品研究を中心に、能作史の流れに各作者の作風を位置づけるという新しい手法の確立を試みた。
その後、能を単に文学テキストとしてではなく、総合芸術として立体的に捉える方法に、拡大した。古典文学の体系的な知識と、謡・仕舞・鼓など能の技法と、それを通じて得た、能役者たちとの親交から得た情報などを活用して、現代に生きる能の総合的研究を目指している。
近年は、現代・近未来社会に視野をおいた古典教育研究にも取り組んでおり、古典教育デザインの提案を行うよう心がけている。

担当している代表科目の説明をお願いします

演習
歌枕について学ぶ。奈良近隣、あるいは出身地などの歌枕を一箇所選択する。前期は地理・歴史など基本情報を確認し、奈良・平安時代にどのように詠まれているか調べて発表する。後期は興味関心に応じて近現代・物語や演劇など調査範囲を自由に拡げて調べて発表する。できれば奈良の代表的な歌枕の地を皆で訪れたい。

中世文学論
①那須与一の「扇の的」の物語を平家琵琶・狂言『平家物語』テキストで比較する。②『平家物語』「敦盛の最期」を題材とした能〈敦盛〉について、物語と能を比較する。③『伊勢物語』23段「筒井筒」を題材とする能〈井筒〉の比較をする。一つの物語が、時代を経てさまざまな形で楽しまれていたことを知って欲しい。

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