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About Nara UNIVERSITY

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教員紹介

光石 亜由美 教授・博士(学術)

文学部

MITSUISHI Ayumi 光石 亜由美教授・博士(学術)

  • 専門

    日本近代文学

  • こだわり

    なにごともたのしむ

  • 趣味・特技

    旅行・温泉・お風呂

  • オススメの書籍

    夏目漱石『吾輩は猫である』

主な担当科目

学部 言語文学、国文学講読、国文学演習、国文学史、近代文学概論、近代小説論
大学院 近代文学論特殊講義、近代文学演習

経歴

1993年
  • 山口大学人文学部語学文学科 卒業
1995年
  • 山口大学大学院人文科学研究科(言語文化専攻)修士課程 修了
2003年
  • 名古屋大学大学院人間情報学研究科(社会情報学専攻)博士課程後期 満期退学
2003年
  • 博士(学術)取得
2006年~
2008年
  • 韓国 木浦(モッポ)大学校 日語日文学科・招聘講師
2008年~
2009年
  • 韓国 仁濟(インジェ)大学校 日語日文学科・専任講師
2009年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『奈良大ブックレット08 奈良の文学とことば』(共著、 ナカニシヤ書房、2020年)
  • 『ケアを描く―育児と介護の現代小説』(編著、七月社、2019年)
  • 『自然主義文学とセクシュアリティ―田山花袋と〈性欲〉に感傷する時代』(単著、世織書房、2017年)
  • 『近代文学研究の方法』(共著、ひつじ書房、2016年)
  • 『〈変態〉二十面相―もう一つの日本近代精神史』(共著、六花出版、2016年)
  • 『性欲の研究』(共著、平凡社、2015年)

現在の研究テーマについて教えてください

日本近代文学をジェンダー、セクシュアリティの視点から読みかえる
「イロコイ」を真面目に研究しています。日本に限らず、古今東西の文学作品には、純愛、熱愛、悲恋、三角関係、浮気など、恋愛や性に悩む主人公たちが数多く登場します。こうした文学作品を通じて、近代の恋愛や性の意識がどのように形成されたのかを考えることがテーマの一つです。特に自然主義文学を中心に、ジェンダーやセクシュアリティという観点から文学を読み解いています。恋愛や性は個人的なことでありながら、同時に対他関係、家族関係、共同体へと広がってゆく問題でもあります。恋愛や性が文学においてどのように描かれているのかを、文化史・風俗史的な側面から研究しています。

担当している代表科目の説明をお願いします

国文学史
夏目漱石、森鴎外から戦後文学までの文学史を中心とした授業です。文学史に出てくる作家名・作品名を覚えるだけではなく、どうしてその時代に、この作品が生まれたか、なぜこの作品は明治人の心をとらえたのか、という問題にも踏み込んでいます。

国文学演習
国文学演習Ⅰは、3年生の学生さんの発表を中心とした授業です。『野菊の墓』『友情』『三四郎』など、恋愛をテーマにした長編小説を読んでいます。まずは作品の世界へどっぷりとつかること、そして、一歩離れて批評すること、さらに、自分の意見を他人の意見と戦わせること――文学でバトルする授業です。

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