対象者別メニュー

About Nara UNIVERSITY

大学案内

教員紹介

丸田 健 教授・博士(人間科学)

文学部

MARUTA Ken 丸田 健 教授・博士(人間科学)

  • 専門

    哲学、人間学

  • 趣味・特技

    気分転換に時々料理

  • オススメの書籍

    特に挙げませんが、とにかく本を触って、そして読んでみよう。手垢や付箋や書き込みが増えるほど、自分のものになるでしょう

主な担当科目

学部 基礎演習、哲学・思想、倫理学、人間学、現代社会と哲学、現代社会と倫理

経歴

1991年
  • 大阪大学人間科学部人間科学科卒業
1995年
  • University of Wales Swansea, MPhil
2001年
  • 博士(人間科学、大阪大学)
  • 大阪大学大学院人間科学研究科准教授を経て
2014年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 奈良大学編『生きることの人間論』(共著、ナカニシヤ出版、2016年)
  • 檜垣立哉編『生命と倫理の原理論』(分担執筆、大阪大学出版会、2012年)
  • 伊藤公雄編『コミュニケーション社会学入門』(分担執筆、世界思想社、2010年)
  • 井上俊・伊藤公雄編『自己・他者・関係』(分担執筆、世界思想社、2008年)
  • 飯田隆編『哲学の歴史 第11巻』(分担執筆、中央公論新社、2007年)
  • 菅野盾樹編『レトリック論を学ぶ人のために』(分担執筆、世界思想社、2007年)
論文
  • 「意味と理解―『哲学探究』の「ギャップ」に寄せて」(『科学哲学』54巻1号、2021年)
  • 「工芸の美について : アレントと使用対象物」(『奈良大学紀要』47号、2019年)
  • 「魂に対する態度」(『大阪大学人間科学部紀要』36号、2010年)
  • 「内的体験と比喩」(『科学基礎論研究』94号、2000年)

現在の研究テーマについて教えてください

生活世界の哲学―言葉の表情、世界の表情
人間の自己・世界理解を考えながら、言葉や世界の意味について研究をしている。
・言葉:人間は、言葉による意味の世界を築いて生きている。特に心的領域に関し、言葉は何を意味できるのか(意味の限界(のなさ))、言葉の使用や理解にはどんなタイプがあるのか――といった問題を考えている(ヴィトゲンシュタイン後期哲学の研究)。
・物:人間は物を作り・使う動物で、(言葉に支えられつつ)物の意味世界も築いて生きている。物を、そのインデクス的関係性の中で見ると見ないとでは、世界のアスペクトが異なって見える。そのような物の見えについて考えている。

担当している代表科目の説明をお願いします

教養科目担当なので、多くの学生が関心を持つことができ、かつ大学での学びの基礎となるだろう内容を、幅広く扱うよう心がけています。たとえば人間学の講義では、主に物について考えることを通じた人間理解を目指しています。当たり前であるために見落とされていることがあったりと、物はその意味の展望を得ようとすると、広がりが大きく、扱いがなかなか難しいところがあります。物から見える事柄を、解きほぐすことを試みています。

ページトップ