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教員紹介

木下 光生 教授・博士(文学)

文学部

KINOSHITA Mitsuo 木下 光生 教授・博士(文学)

  • 専門

    歴史学(近世日本史)

  • こだわり

    過去を知ることは、今を知るためにある

  • 趣味・特技

    食べ歩き

  • オススメの書籍

    黒田明伸 『貨幣システムの世界史』(岩波現代文庫)

主な担当科目

学部 史料講読、史学演習、日本史、日本史特殊講義
大学院 文献史学(日本史)演習

経歴

1996年
  • 立命館大学文学部史学科日本史学専攻卒業
2001年
  • 大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻博士後期課程修了 博士(文学)取得
  • 奈良教育大学特任准教授などを経て
2011年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • Public Goods Provision in the Early Modern Economy(共著、University of California Press、2019年)
  • 『近世日本の貧困と医療』(共著、古今書院、2019年)
  • 『貧困と自己責任の近世日本史』(単著、人文書院、2017年)
  • 『日本史学のフロンティア』1・2(共編著、法政大学出版局、2015年)
  • 『今村家文書史料集』上下巻(共編著、思文閣出版、2015年)
  • 『近世史研究と現代社会』(共著、清文堂出版、2011年)
  • 『近世三昧聖と葬送文化』(単著、塙書房、2010年)

現在の研究テーマについて教えてください

江戸時代の古文書から、現代日本の貧困を考える
現在の日本は世界的にみると、生活困窮者の公的救済に対し、異様なまでに冷たい社会となっており、「自己責任」論が根深く人びとの心をとらえている。なぜそんな社会になってしまったのか。その歴史的な背景を、江戸時代(近世)を出発点に考えてみたい、というのが今の研究関心である。具体的には、大和国(奈良県)内の村々に残された古文書を使いながら、当時の人びとが、どのような姿勢で貧困救済に臨んでいたのかを追究している。

担当している代表科目の説明をお願いします

史料講読
史学科が所蔵する「ホンモノ」の古文書を使いながら、江戸時代の村人や町人が書いたくずし字を読めるようになるよう、ひたすら地道な訓練を繰り返している(マジメにやれば半年で読めるようになる!)。

史学演習
卒論の研究テーマを自力で見つけ出し、これまでの研究で何がまだ十分に明らかにされていないのか、そしてその残された課題をどのような史料で解明することができるのかを、ひたすら考え、発表してもらっている。その先には、誰のものでもない、「自分」の歴史観が待っている!

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