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専門
日本近現代文学
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こだわり
意味は細部に宿る
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趣味・特技
生物の飼育
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オススメの書籍
木皿泉『昨夜のカレー、明日のパン』、同『さざなみのよる』
主な担当科目
学部 | 言語文学、国文学講読、国文学演習、現代文学論、近代文学概論、メディア文化論 |
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大学院 | 現代文学演習、表象文化論、現代文学特論、メディア文化特論 |
経歴
1994年 |
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2004年 |
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2009年 |
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主な著書・論文
著書 |
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論文 |
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現在の研究テーマについて教えてください
歴史の波間に消えた〈日本語文学〉を発掘する
戦時下の上海(外地)で展開した日本語文学・文化の状況を、武田泰淳と池田克己という2人の文学者を軸にしながら研究している。彼らは日本支配下の上海で暮らし、現地における日本の文化活動にも深く関係していた。その彼らの動向を検討すると、戦時中の上海とその周辺地域に多くの日本語メディアや文化団体が存在していたこと、そして現地の日本人作家が、戦争の状況や中国の人々との間で複雑な関係を結びながら活動していたことが明らかになってきた。ちなみに池田克己は奈良県吉野出身で、戦前には同地でモダンな詩集を多数出版していた。最近はその彼の出版活動から近代奈良の文学状況を解明することにも関心を寄せている。
担当している代表科目の説明をお願いします
言語文学
多くの学生が高校で勉強した芥川龍之介「羅生門」を、あえて徹底的に読み直すことで、高校までの「現代国語」の授業と、大学での「文学研究」の違いを学びます。
近代文学概論
戦争への傾斜と敗戦、復興と大きな変動を経験した昭和期文学の表現には、同時期の社会や文化、メディアの影響がみられます。講義ではその表現上の特質に着目し、文学作品と時代背景との関係性を考えます。
メディア文化論
新聞連載の「サザエさん」には、敗戦後から高度経済成長期までの日本の社会や世相が克明に描きとられています。講義ではその表現を読み解きながら、マンガにおける歴史表現の可能性を検討します。
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