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教員紹介

河内 将芳 教授・博士(人間・環境学)

文学部

KAWAUCHI Masayoshi 河内 将芳 教授・博士(人間・環境学)

  • 専門

    日本中世史・文化史

  • 趣味・特技

    暇をつくること、忙しくならないこと

主な担当科目

学部 史料講読、史学演習、日本史概論、日本史
大学院 文献史学(日本史)演習、日本史特殊研究

経歴

1987年
  • 京都府立大学文学部文学科卒業
1999年
  • 京都大学大学院人間・環境学研究科 博士号取得
2005年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『室町時代の祇園祭』(単著、法藏館、2020年)
  • 『宿所の変遷から見る信長と京都』(単著、淡交社、2018年)
  • 『戦国京都の大路小路』(単著、戎光祥出版、2017年)
  • 『落日の豊臣政権』(単著、吉川弘文館、2016年)
  • 『絵画史料が語る祇園祭』(単著、淡交社、2015年)
  • ほか

現在の研究テーマについて教えてください

室町・戦国・織田豊臣・江戸時代初期の都市と文化の歴史
京都の八坂神社と清水寺で複数の先生方といっしょに古文書・古記録の調査をおこない、また、史料集の刊行の作業をすすめています。歴史学にとって、基礎的な研究材料となる史料の整理と公開は、もっとも大事なことと考えています。歴史は失われた過去ですので、それを正確に復元していくためには、古文書・古記録に書かれた文字ひとつの読み方しだいによって左右されることも少なくありません。前近代の日本では、古文書・古記録は和紙に墨で書かれ、しかも、くずし字によって書かれています。ですので、そのくずし字もただしく読んでいかなければなりません。そのような基礎的なことがらを日々気をつけながら勉強しております。

担当している代表科目の説明をお願いします

史学科でもっとも専門的な科目が講読と演習です。いわゆるゼミ(ゼミナール)とよばれるものがこれにあたります。これ以外の科目は、高校時代までの多くの授業と同じように、教員の話を聞く講義ですが、ゼミでは、受講生自身が主役となって、各自のテーマについての研究発表をおこないます。各受講生の関心もさまざまですので、研究テーマも多様となりますが、毎回の授業での研究報告をめぐって議論をかわしていくことになります。研究には、きまった答えはありません。あるテーマについて関心をもった人が、だれもみたこともなく、また、知らなかった答えをみつけていくのが研究となります。

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