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教員紹介

井岡 康時 教授

文学部

IOKA Yasutoki 井岡 康時 教授

  • 専門

    日本近現代史、被差別部落史、地域史

  • こだわり

    紙背に届く眼光をもつための努力

  • 趣味・特技

    地形図をもって散策

  • オススメの書籍

    高橋和巳『邪宗門』(河出文庫)

主な担当科目

学部 日本史特殊講義、日本史基礎講義、史料講読、史学演習
大学院 文献史学特論、文献史学演習

経歴

1978年
  • 京都大学文学部史学科国史専攻卒業
1979年~
  • 奈良県立高等学校教員
1993年~
  • 奈良県立同和問題関係史料センター勤務
2015年~2019年
  • 京都大学・同志社大学・奈良女子大学などで非常勤講師
2020年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 千田稔編『三宅のあゆみ』(共著、2007年)
  • 川西町史編集委員会編『川西町史』(共著、2004年)
  • 広陵町史編集委員会編『広陵町史』(共著、2001年)
  • 水平社博物館編『新版 水平社の源流』(共著、解放出版社、2002年)
  •     
論文
  • 「奔走する今村忠次―明治維新と地域の再編」(2018年)
  • 「一九五〇年代の被差別部落をめぐる状況と政策形成―奈良県を事例に―」(2016年)
  • 「近世近代移行期における山城国綴喜郡松原村の変容とその背景」(2013年)
  • 「奈良町木辻遊廓史試論」(2011年)

現在の研究テーマについて教えてください

差別と排除の地域史
自由や平等の理念は大切である、人権は尊重されなければならない。こうした考え方について、ほとんどすべての人が当然のこととして承認しているだろう。しかし、現実には抑圧や排除、差別をあらわす振る舞いや発言は絶えることがない。こうした問題はなぜ生じてくるのか。どのようにすれば解決することができるのか。こうした問いに対する答えを、人びとが日々の生活を営んでいる地域の歴史のなかから探り出していきたいと考えている。実際の取り組みとしては、奈良県、滋賀県、京都府の近現代の史料を探索しつつ研究を進めている。

担当している代表科目の説明をお願いします

日本史特殊講義
日本史特殊講義(七)では、「差別と排除の地域史」と題して、近現代を中心に、地域社会のなかで生じてきたさまざまな差別や排除を取りあげ、そうしたものが生まれてきた経緯や歴史的背景を探っていく。
日本史特殊講義(十一)では、「自治と自律の地域史」と題して、同じく近現代を中心に、人びとが日々の暮らしを送る地域のなかに作られてきた秩序や、それが維持されているシステムについて、その歴史的背景を考える。

日本史基礎講義
日本と東アジアの国々との関係に注目したい。幕末から明治時代を中心に、東アジアの隣国に対する見方がどのように変化してきたか、その足跡をたどってみる。

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