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専門
西洋古代史、古代末期、初期ビザンツ史、ジェンダーとキリスト教
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こだわり
西洋古代末期から世界の古代末期へ~日本に古代末期本を増やす
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趣味・特技
ジョギング
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オススメの書籍
ニコス・カザンザキス『キリストは再び十字架にかけられる』
主な担当科目
学部 | 史学演習、史料講読、西洋史特殊講義、西洋史概論、歴史学通論、史学研究法 |
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大学院 | 西洋史学特殊講義、国際文化財史料学演習 |
経歴
1981年 |
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1984年 |
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1990年 |
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2005年 |
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主な著書・論文
著書 |
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論文 |
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現在の研究テーマについて教えてください
ユーラシア古代末期の社会変容とジェンダー規範の変容
一つにはアイルランドから日本まで、ユーラシア大陸の東西で現在につながる文化が古代末期に生まれたことに注目しています。西方ではローマ帝国末期にキリスト教やイスラーム教が成立し、ゲルマン人、スラブ人、アラブ人などの移動がありました。東方でも同様に仏教の伝来や民族の移動があり、日本もこのころ姿を現します。二つ目のテーマとして、古代末期の女性に注目しています。西洋古代末期というのは神と向き合う「個人」が発見された時代と言われていますが、そのとき女性はどう生きていたのか。女性使徒テクラがイエスに誓って自分に洗礼を施す場面や、巡礼エゲリアが「私」という主語を用いることなどに注目して研究を進めています。
担当している代表科目の説明をお願いします
史料講読(西洋史)
担当者の翻訳した海外の代表的な研究者の文献を読んでいます。まずは自分で原文にあたり、わからないときは担当者の日本語訳を参考にして読み進めています。2020年度からは新しいテキストで、Averil Cameron, Byzantine Christianity, London, 2017を読み始めています。
史学演習
古代オリエントから中世末期まで、西洋の古代中世史を幅広く担当しています。毎年多彩な卒論が提出され、今年もローマの奴隷制、古代ギリシアの女性だけの祭り、レコンキスタ、カルタゴの歴史、中世イングランドのペスト、ヒッタイトの王妃、古代ギリシアの原子論、古代地中海の海の民などさまざまで、皆自分なりに探求して開眼するところがあったのではないかと思っています。新しい人の新しい観点の卒論を待っています。
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