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About Nara UNIVERSITY

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教員紹介

島本 太香子 副学長・教授・医学博士

社会学部

SHIMAMOTO Takako 島本 太香子 副学長
総合社会学科・教授
医学博士
図書館長 / 総合研究所長

  • 専門

    公衆衛生学、産婦人科学、女性医学

  • こだわり

    常にクリエイティブに!有言実行

  • 趣味・特技

    絵画、現代短歌(大和歌人協会理事)、落語・歌舞伎鑑賞、音楽祭巡り

  • オススメの書籍

    "Pride and Prejudice"(Jane Austen)

主な担当科目

学部 健康科学、ジェンダーとライフコース、基礎演習

経歴

1987年
  • 慶應義塾大学医学部医学科 卒業 医師免許取得
1991年
  • 大阪大学大学院医学研究科修了 医学博士取得
  • 奈良県立医科大学産婦人科助手
1995年~
  • 大阪府健康福祉部 主査・課長・参事
  • 大阪府立母子保健総合医療センター参事(兼任)
2009年
  • 本学着任
  • 奈良県男女共同参画審議会 委員
2018年~
  • 奈良県公安委員会 委員
    (2020~2021年 委員長)
2019年~
  • 奈良県子ども・子育て支援推進会議 委員
  • 奈良市男女共同参画推進審議会 会長
  • 大和郡山市男女共同参画審議会 会長
2020年~
  • 奈良県医療審議会 委員
2021年~
  • 橿原市人権審議会 委員
資格等
  • 日本産科婦人科学会(日本専門医機構)認定専門医
  • 日本公衆衛生学会認定専門家

主な著書・論文

著書
  • 奈良大学短歌会誌『青垣』創刊号(編著、共同精版、2017年)
  • 『生きることの人間論』(共著、ナカニシヤ出版、2016年)
  • 『不妊治療の問題点とその対策』(共著、永井書店、2007年)
  • 『医療従事者と家族のための小児在宅医療支援マニュアル』(共著、メディカ出版、2006年)

現在の研究テーマについて教えてください

現代社会の女性活躍推進とQOLの向上に関わる要因の分析
性差医療の立場から、女性のライフステージに沿って生活の質(QOL:quality of life)の低下の原因となる疾患へのセルフケアのあり方を主なテーマに研究している。女性は生涯を通して女性ホルモンの変動という生物学的な背景と、各自のライフスタイルや心理学的、社会的背景から女性に特有な自覚症状や不定愁訴を経験するが、各ライフステージの諸症状(月経関連症状、産後うつ、更年期障害など)の発現パターンを、ジェンダー特性や対人関係構築の心理学的指標から予見してセルフケアに有効活用する可能性を研究している。また現代社会における女性活躍推進の基盤となる健康の社会学的な側面を研究テーマとしている。コロナ禍により可視化されたジェンダー格差と健康・QOLについて学際的な検討を行っている。

担当している代表科目の説明をお願いします

健康科学
生命科学や医療技術の進歩により、近年は人間の生と死にかかわる現象にも人為的な介入が可能になり、古来の「いのち」に関する価値観を問い直すことが求められている。そのような中で生涯を通じて自分で考え行動し、健康に過ごす力を身につけることを目指す。 健康論Ⅰでは健康な心身を保つ個体レベルのしくみを、生理学・病理学的に理解することをテーマとする。 健康論Ⅱでは健康の社会的基盤を理解するために、生殖補助医療、脳死、臓器移植など現代の医療とその選択について生命科学的視点から、疫学調査の結果を公衆衛生学的視点から、多角的に理解していく。

ジェンダーとライフコース
現代のジェンダーについて主に生物学的な視点から、医療技術の進展や社会の変容により生まれている新しい課題を考えていく。性別により発症率や症状・治療に違いがあることに着目した性差医療、受精卵操作など生命誕生をめぐる最前線、コロナ禍により可視化されたジェンダー格差の話題も取り入れていく。

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