美し記

奈良大学

地理学科

現代における美意識の多様性を探る

※現在も引き続き調査中のため、途中経過の報告となります。

地理学科では、現代の美意識の多様性を調べるにあたって、地理学科らしい視点が重要と考え、「場」がファッションに与える影響について探ることにしました。

駅に着目し、その駅を利用する人々の服装にどのような傾向の違いがあるのか、実際に現場に行き、服装の「色」、「種類」、「アクセサリー」に着目し、集計をとることにしました。

対象としたのは、奈良県と大阪、京都を結ぶ近畿日本鉄道の拠点的な駅(大和西大寺、高の原駅、大和八木駅、橿原神宮前、京都、大阪難波、阿部野橋)で、その駅周辺にて定点観測を実施しました。

結果として、駅ごとに確かな差異が確認されました。
特に、服装の色という点では、違いが明らかでした。京都駅は、青や赤など比較的明るい色の服装が目立ちました。一方で、大阪難波駅や、阿部野橋駅などは黒や白といった比較的シンプルな色の服装が目立ちました。
大和西大寺駅については、京都や大阪へ向かう人々が混在することもあり、バリエーション豊かで、様々な色の服装が確認されました。

分析してみると、奈良所在の大和西大寺駅と奈良駅の二駅については、終着駅がある「京都」と「大阪」の中間的な特徴が見られることがわかりました。

やはり、奈良のベッドタウン的特徴が表れているのだろうと思います。まだ、調査継続中ではありますが、「人」が「場」を作るのではなく、「場」が「人」を導く、ということが言えるのかもしれません。

プロジェクトメンバー

  • 白濱 雅也(シラハマ マサヤ)