館蔵品紹介

奈良大学博物館のコレクションをご紹介します。

彫刻

野生
太田昭夫

時代 : 昭和

木彫                        
太田佳男氏寄贈  

太田昭夫は1930年(昭和5)大阪市南区南阪町に生まれました。漢学者の祖父、日本画家の父のもと、幼い頃から漢籍や芸術に親しんで成長します。1945年(昭和20)15歳の時に大阪大空襲で罹災し、家族とともに奈良へ移り住みますが、この空襲の凄絶な体験は、その後の人生に大きな影響を与えました。
戦後、奈良県工芸伝習生木彫科で学び、23歳の時に「鹿」が日展に入選、以後、鹿をテーマとした彫刻を数多く発表します。作品は楠の一材から彫り出し、のみ痕を残しながら、彩色などは施さない素地仕上げとするのが特徴で、とくに晩秋の闘う雄鹿のモチーフを好みました。日々、鹿のスケッチのために春日野へ足を運ぶ一方、仏教や東洋哲学を学び、1988年(昭和63)58歳で没するまで、水墨画や執筆活動によっても自らの思想を発表し続けました。

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