奈良大学 文学部 国文学科  言語文化・古典文学・近代文学・現代文化・本と出版・伝承文化・世界遺産コース

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研究室をのぞいてみよう

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教授 真田 信治
教授 真田 信治
出身 富山県出身
生まれ年 1946年生まれ
血液型 A型
専攻 日本語学・社会言語学(日本語の変異の研究)
HPリンク 真田信治のオフィシャルページ

日本語の方言や年齢、性、場面などによる言葉づかいの違いを研究しています。具体的な表現例でいうと、「大変〜」「とっても〜」「超〜」「めっさ〜」「でら〜」などです。

研究で培った特技は、言葉づかいで出身地などを当てられること。

あの「グリコ事件」では、犯人の文章から「摂津の鳥飼あたり」と現場を言い当てました。

ニュートンは,林檎の実が木から落ちることをとらえて「変だ」と思い,「なぜだろう」と考えたといいます。多くの人は林檎が落ちるといったような平凡な現象に対して何も感じないでしょう。何でもない平凡な現象のなかに「変」を見出していこうとする態度は,研究の出発点としてきわめて大切なことだと思います。

講義では、そんな話をしています。自分の身のまわりの言語現象に対して、すなおに「変だ」と応じる感受性を大切にし、その感情を思考にまで高めて、「何故だろうか」と追究する姿勢を持ち続けてほしいと思います。皆さんの新鮮な感性に期待しています。

ところで、お酒は嫌いではありませんよ?!
教授 真田 信治

高校生の君に贈るメッセージ
言葉に敏感であること。
言葉に敏感であることは生きることに敏感であることなのだと思います。
もしも高校生に戻れるなら…
♪ 15, 16, 17と私の人生暗かった♪
(宇多田ヒカルの母、藤圭子の歌)
思いっきりのびのびと過ごしたかったなあ。

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講義紹介

国語学概論T・U
(1)ことばの多様性の整理、(2)ことばをめぐる社会問題の解決、といった観点から、現代の日本語を考えます。特に社会的な変異に焦点を当てて、それぞれのテーマにおける「問題のありか」「研究の展開」「研究の展望」を紹介しながら、新しい日本語研究への道筋を示します。


国文学講読(九)
わが列島言語の地理的な変異のなかに日本語の多元的な形成の痕跡があると考えます。国立国語研究所の『日本言語地図』は、言語地理学の方法に基づいて日本の方言分布を記述したもので、世界に誇っていい成果です。その方言分布の模様を解釈した本を対象に、内容を批判的に検討しながら読んでいきます。


演習T(十)
全国各地で、若者たちが、従来の「方言」から、また「標準語」からも逸脱しようとする結果として、そこに中間的な新しい方言スタイル(「ネオ方言」)が形成されつつあります。その具体的データを各県ごとに伝統方言と対照しながら、参加者同士で討議したいと思います。


日本語の歴史T・U
日本語の時代区分、及び音韻、文字・表記、語彙、文法、文体といった各ジャンルの歴史的変遷のポイントを要説します。また、特に近・現代の日本語を対象に、その動的な変遷プロセスを社会言語学的立場から分析します。


国語学特殊講義
国内外でのフィールドワークで得たデータに基づく解説によって、日本語社会の言語的な多様性を認識してもらいます。また、「一つだけではない、さまざまな日本語」といった観点からの新しい提起をします。


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