奈良大学 文学部 国文学科  言語文化・古典文学・近代文学・現代文化・本と出版・伝承文化・世界遺産コース

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研究室をのぞいてみよう

201 真田 202 永井 203 滝川 204 光石 205 上野 206 藤本 207 木田 211 長坂

准教授 木田 隆文
講師 木田 隆文
出身 京都府京都市出身
生まれ年 1972年生まれ
血液型 A型
専攻 日本近代文学
(特に武田泰淳を中心とした昭和期の文学と文化)

現在の研究をはじめるきっかけは、大学時代の指導教官の一言でした。卒業論文のテーマを相談するなかで、指導教授の「昨日読んだ本は?」との問いに、たまたま返答したのが武田泰淳という作家の作品でした。結果、卒業論文は武田泰淳を取り上げることになったのですが、当初はそんなことで研究テーマを決められたことに疑問をもっていました。ただ、武田泰淳という作家は、研究するととても面白い対象だったのです。きっと指導教授は私の個性やなんかをすべてわかったうえでテーマを指導してくださったのでしょう。何事も先達はあらまほしきことなりです。

プライベートでは家事全般に没頭しています。特に料理は、1ヵ月の食費を4,000円に押さえたことがあるぐらいやり繰り上手です。コツは、安く大量に購入し、きちんと小分けにして冷凍することです。

子供のころから動物に囲まれて育ったので、無類の動物好きです。犬をはじめ、小鳥、魚といった小動物はもちろんのこと、珍しいところで言うとフクロウやコウモリも飼ったことがあります。

最近の関心は、「戦時下の上海の文化」と「テレビドラマ(特に昼ドラと大映ドラマ)と文学の関係性」です。

かつて日本人が支配した上海には、日本人がさまざまな文化活動を展開していました。上海の開発が進むなか、今、それらの痕跡は消滅しつつあります。そうした戦時中の上海での日本文化を記録し、考えようとしています。そのためここ数年は毎年中国に行き、現地の調査をおこなっています。

また後者のテレビドラマですが、昼ドラなどいわゆるベタなテレビドラマほど、明治以後の小説が作り上げてきた物語のエッセンスをみごとに反映しています。こうしたドラマを分析することで、メディアと文学の関係性を確認したり、あるいは文学や映像、情報などが一体となって〈物語〉を生み出していく過程を考えたりしています。

教授 上野 誠

高校生の君に贈るメッセージ
とりあえず目の前で起こっている出来事に対して、「なんだそりゃ?」もしくは「なんでやねん!」とツッコミを入れてみましょう。何かを考えるということは、たぶんそこから始まります。
もしも高校生に戻れるなら…
教養ある体育会系、あるいは歌って踊れる優等生を目指します。要はバランスのとれた学生になりたかったのです。

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講義紹介

演習T
太宰治の短編小説の読解を通じて、文学研究に必要な技術・方法を学んでいます。しかしこのゼミのポイントは何と言っても〈社会で生きる力〉を養うところにあります。調査・発表・レポートを通じて文学研究の基礎能力を鍛えると同時に、就職力、そして社会に出て役に立つ技能(文章作成・プレゼンテーションなど)が自然に高められるように配慮されています。


演習U
このゼミでは卒業論文の指導を行いますが、教員はアドバイス係に徹します。そのかわり学生にあたえられた課題はひとつだけ。それは「自分のやりたいことをやる」です。そんなわけで、卒論テーマは村上春樹や乙一の作品論、はたまた映画表現と文学のかかわりや、アルバム製作過程における歌手とファンの交渉性など、まさにごった煮状態。でもその雑多な感じが、分野を超えた新しい発想を与えてくたりするんですよ。


映像文化論
地域イメージが作り上げられる過程で、映画と文学はどのように関わっているのか。そんなテーマを実際に映画を分析しながら考えています。ちなみに参加学生たちの目下の目標は奈良を描いた映像作品のリストを作成すること。そのため毎日、映画・ドラマ・アニメ・ゲームなどを見まくっています。


言語・文学(六)
かつて中学・高校の国語教科書で読んだ「走れメロス」・「羅生門」を、細部の表現にこだわって読みなおしています。言葉の意味を丁寧に追いかけると、登場人物の意外な人間臭さや、物語に書かれなかった出来事が浮かび上がってきます。知っているはずの小説の新しい顔を知ると、普段いかに先入観にとらわれた読書をしているのかにも気がつきます。


国文学講読(八)
第二次世界大戦中に上海で暮らした作家、武田泰淳の小説を読んでいます。彼の小説には戦争中の日本と中国の関係性や、上海で行われた日本人の文化活動の足跡がはっきりと書き残されています。そんな彼の作品を読み進めていくと、私たちが持っている戦争や中国に対するイメージが塗り替えられると同時に、戦争と文化、国家の複雑な関係性に思い当たります。


現代文学論(二)
〈日本〉や〈日本人〉という概念を、私たちはさも当たり前のように語り・使用します。しかし、日本とはなにをもって定義できるのでしょう。そして日本人とは誰のことを指すのでしょう。この授業では、私たちが自明なものと思いがちな〈国家〉や〈国民〉という存在について、いくつかの近現代小説や、「GO」や「パッチギ!」などの映画をとおして考えてみようとしています。


現代文化論U
この講義は漫画「サザエさん」を読み解きながら、レジャー・ファッション・教養といったライフスタイルが、戦後の日本人の意識にどのような影響を与えたのかを考えています。今では携帯でも見られるテレビも、わずか数十年前までは町内に数台しかなかった――そんな事実を知ると、知っているはずの日本人の生活が意外に新鮮に感じられたりします。


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