奈良大学 文学部地理学科 Department of Geography, Faculty of Letters, Nara University

学科紹介-環境コース

環境コース

自然環境と人間活動のダイナミクスを考える

2004年12月のスマトラ島沖巨大地震による津波はインド洋沿岸の海岸平野に大きな爪痕を残し、バンダアチェの海岸平野では民家の上に漁船が乗り上げていた。

我々の生活は自然のシステムと人間活動とのバランスの上に成り立っています。このような自然環境について地形環境という面から考えてみよう。

とくに、古くからの人々の生活の場である沖積平野や盆地、海岸平野の地形の特質や、人々の生活との関わりを解明することは、地球規模の環境問題から自然災害までさまざまな問題と関連し、興味深く重要なことです。

自然の深層と人間のあやなす世界を考える

カメルーン北部の乾燥サバンナ地域の水系網の空中写真。なお、尾根筋は潅木の生えた草地で谷底の暗色部は河縁林。

人間が活動する地表空間は、陸地もあれば海域もあり、大気と水と地表面との相互関係によって、植生も含む自然景観の地域差は著しい。こうした地域差に注目して、その形成のメカニズムを考えると共に、それぞれの自然環境に人間は対応しながら、特徴的な地域社会や地域文化を生み出してきました。

こうした人間対応の諸相に注目して、それを風土論として展開したり、さまざまな景観に注目し、それに地理学的な分析を加えることで自然と人間の関係性の奥行きと広がりを考究します。

生き物との共生をめざして!

イノシシに調査用GPSをとりつける

ゼミ活動では、
次のようなものがテーマになっています。

1.琵琶湖に侵入したブラックバスやブルーギルの問題  2.神様の使いとして大切にされてきた奈良公園のシカ  3.里山の保全とキツネ・タヌキ・イノシシなどとの共生  4.ガラパゴス諸島、アマゾン、オーストラリアなど海外の事例  5.環境教育、エコツーリズム、市民運動など