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総合社会学科からのお知らせ

2020/01/27

授業風景

1年生が奈良市防災センターで学外研修を行いました。

1月25日(土)に、「大学生として防災意識を高め、災害の時系列に応じた対処ができるようになる」ことを目的に、総合社会学科1年生の基礎演習Ⅱの一環で、奈良市防災センターで学外研修を行いました。

 

第一部として、奈良市消防局総務課の田淵彰男さんから、講義を受けました。

 

まず災害について考えるきっかけを作ることが大切であり、災害対策を災害前・災害の直後・避難生活から復興へ、と時系列で必要な対策の説明を受けました。奈良で起こり得る災害とハザードマップの活用、耐震家具の準備、一時持ち出し品・備蓄品の考え方、避難所生活で起こりうる課題や協力体制など、大学生の実生活に沿った具体的で臨場感のある内容に、学生らは聞き入りました。

 

第二部では、グループに分かれて災害の体験をしました。

 

「地震体験」では東南海地震で予想される震度7の揺れを体験しました。
参加した学生は「とても怖かった。とっさにどうすればいいのか判断できない」と話していました。

 

「台風体験」では風速20メートルの風に向かって立つ体験をしました。

 

火災避難体験」では、暗闇の中で出口を探す体験をしました。

参加学生は「真っ暗の中でパニックになり、逃げられない。避難経路を確認しておく必要性がわかった。」と話していました。

 

「消火体験」では、消火器を実際に使う練習をしました。

 

今回の研修を終えて、学生からは「日頃から‘まさか’を考えるバランス感覚を持った防災意識が大切ということを学んだ」「体験をすることで災害を考えるきっかけになった」「発生直後はまずは自分の生命を守ることが大切であることを知った、それによって大切な誰かを守ることができる」「こんな地震の揺れが起きたら恐怖で何もできない。その場その場で判断できるように災害について日頃から学ぶ必要がある」「避難生活で普段は気にしていないものが必要になるのかがわかった」「大学生としてみんなこのような体験をすれば良いと思う」などの感想がありました。

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