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地理学科からのお知らせ

2022/01/12

ニュース

文学部地理学科4年生 團栗裕貴さんが分担執筆した
『地理総合の授業』(帝国書院)が刊行!

 文学部地理学科4年生の團栗裕貴(どんぐりゆうき)さんと地理学科木村圭司教授が分担執筆した『地理総合の授業』が帝国書院より刊行されました。

 令和4年度より高等学校で必修科目となる「地理総合」の授業に役立ててもらおうと、奈良県の高等学校の地理の先生を中心とした研究会が企画編集した本書は、本学地理学科の学生たちが制作協力しました。掲載されているフィールドワーク事例は、木村圭司教授を指導教員に、4年生の團栗さんを中心とした地理学科の学生グループが現地調査を行い、團栗さんと本学を昨年3月に卒業した奈良教育大学大学院生・石橋孝成さんがまとめたものです。一般書としても、地理の魅力を伝え、町歩きを楽しめる一冊です。

 

『地理総合の授業』(帝国書院)

奈良県地理教育研究会 編
2022年1月刊行

 

 

 高等学校の新学習指導要領改訂により、4月から高等学校の地理歴史科では「歴史総合」と「地理総合」の両方を履修することになり、 実に49年ぶりに高等学校の地理が必修化されます。奈良県内の学校教員らでつくる奈良県高等学校地理教育研究会では、令和元年度から「地理総合研修会」を実施し、本学の木村教授も講師役を務めてきました。

 『地理総合の授業』は、この研修会の指導事例やフィールドワーク事例などを高校の先生達を中心に分担執筆し、「地理総合」への理解を深め、地理の魅力へ誘うことを目的として発行されました。本書では、新学習指導要領に沿って、国土地理院地図を用いたGIS(地理情報システム)、国際理解と国際協力、自然地理と防災教育などに焦点を当てた指導例などを掲載しています。また、歴史を専門とする教員と地理を専門とする教員が、同一地域と地図を題材にして教材を作成し、観点の違いを比較した例が紹介されています。

 

 

 高等学校の新科目「地理総合」ではフィールドワークを行い地域の特性を知ることが求められています。奈良県内の高校教員が参加する「地理総合研修会」に講師として参加している木村教授が、フィールドワーク指導案を望む教員の声を受けて、教員を目指す團栗さん(当時3年)に声をかけたことから、指導案作成に向けた活動が始まりました。2021年2月から11月にかけて行った奈良県内の国公立高校34校の現地調査は、團栗さんを中心に、石橋さんや本学地理学科の学生が参加しました。

 『地理総合の授業』では、作成した指導案の中から、①添上高校「水の恵みと洪水の危険性」、②一条高校「一面水田だった佐保川の氾濫原と大仏鉄道跡」、③平城高校「ニュータウンと古代からの道」、④奈良北高校「富雄川に沿って栄えた水田地帯と崩壊地形」、⑤十津川高校「十津川沿いの地形と山村の暮らし」、⑥郡山高校「西側からは見えない郡山城」の6校のフィールドワークを紹介し、それぞれ6カ所の見どころを写真付きで解説しています。都市域・ニュータウンや山村、城跡や鉄道跡、地形や水についてなど、多様な調査地域を対象とすることで、他の都道府県でも参考になるよう具体事例を示し、地理の魅力をわかりやすく発信しています。また本書で紹介されなかった学校を含む全34校のフィールドワーク指導案は、奈良県高等学校地理教育研究会が制作するDVDに収録される予定です。

 

 

2021年2月の現地調査の様子

奈良北高等学校正門前でフィールドワークの事前ミーティング

 

ラバーダムの確認

 

電柱標識の観察

 

地質を確認する木村教授(右)と記録写真を撮る團栗さん(左手前)

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