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文化財学科からのお知らせ

2021/12/14

授業風景

特別授業で「文化財報道」について学ぶ

 文化財学科特別授業の第二弾は、読売新聞大阪本社 橿原支局長の関口和哉さんをお迎えし、「文化財報道とは何か?」という演題で、講義をしていただきました。
 近年でこそ、文化財の発見や調査の記事が、新聞やテレビで大きなニュースとして取り上げられますが、文化財の記事が新聞に掲載されるようになったのは、50年前の高松塚壁画発見の時からです。新聞の一面にカラー写真で掲載されたのは、画期的なことです。文化財報道の意義は、最古や最大などのニュース性、歴史に対するロマン、地域に勇気を与える地域振興、開発と保存の問題など、様々な理由があると言います。しかし、関口記者は、長年の文化財記者として、市民の歴史観形成の材料を提供することも重要であると考えておられます。
 講義の中では、そのような文化財記者の仕事内容だけでなく、国内外の開発と文化財保存の問題や、ニュースを見極める目を養うことなど、示唆に富む話が多くありました。
 学生たちにとっては、日頃見る文化財のニュースの見方も少しは変わったのではないでしょうか?
 

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