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文化財学科からのお知らせ

2021/06/07

授業風景

キトラ古墳壁画・青龍を見る!

5月30日、恒例となった相原ゼミの学外授業は、昨年度に引き続き、キトラ古墳壁画の特別公開に行きました。3回生・4回生と大学院M2の学生25人+αです。このご時世、同じゼミでも上級生と下級生との交流が難しく、今回は親睦を深めるよい機会ともなりました。

 

写真冒頭:キトラ古墳

写真文末:高松塚古墳

 近鉄壷阪山駅に集合し、キトラ古墳四神の館まで歩きます。四神の館では、施設の成り立ちや概要、国土交通省と文化庁が合同で建築した施設であることを説明します。展示室では、まず石室の精巧な実物大復元を体感します。陶板で作られたこのレプリカは、大きさ・色彩・質感など、発掘当時の本物そっくりです。さらに高精細の壁画画像や壁画の取り外し道具などが展示されています。

 そして、階段を上がると、ついにキトラ古墳壁画に対面。今回は東壁の青龍ですが、残念ながら、泥水に覆われ、少ししか見えません。しかし、獣頭人身の十二支像をよく見ることができました。その後に、キトラ古墳の現地へ行き、古墳が非常に小さいこと、風水思想の特徴でもある丘陵南斜面に造られていることなど、現地に来ないとわからない周辺環境も確認しました。

 その後、東漢氏の檜隈寺へ。寺院の遺構が土壇として残されており、礎石なども配置されています。そして、高松塚古墳へ。こちらはキトラ古墳よりも少し大きいが、壁画はやはり修理中。ふたつの壁画古墳は、文化財の保存方法に大きな課題を投げかけていることを実感しました。さらに隣の中尾山古墳では、昨年末に八角墳であることが再確認され、真の文武天皇陵とみられています。

 今回は、飛鳥の終末期古墳をいくつか見学しましたが、本物の壁画の迫力は、何者にも負けないものです。文化財の調査・保護・活用を考える、良い機会となったのではないでしょうか。

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