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文化財学科からのお知らせ

2017/02/16

ニュース

本学での文化財調査のようすがテレビで放映されることになりました

「百万塔」というのをご存知ですか?

 

奈良時代につくられた高さ20cmほどの木製の小塔で、内部のくり抜かれた空間に陀羅尼を納めて、法隆寺などに奉納されました。

明治時代に入って廃仏毀釈で困窮した寺院は、寄付をしてくれた信者へのお礼にこの百万塔を贈ったようで、博物館以外でも個人でお持ちの方もあります。

実は奈良大学もこの百万塔を1基所蔵しています。

先日、突然、大阪のテレビ局の視聴者からの依頼に応えて探偵が調査するというある有名な番組のスタッフから問い合わせがありました。

通常、突然の問い合わせには十分対応できないことのほうが多いのですが、偶然にも、大学所蔵の百万塔を科学的に調査された経験をお持ちの西山要一名誉教授が来学されていたので、本学の調査・分析機器を駆使して急遽調査することになりました。

このようすが、明日2月17日(金)午後11時17分からの番組で放映されることになりました。(http://www.asahi.co.jp/knight-scoop/

詳しくは、リンク先の番組ホームページをご覧ください。(関西地区以外でもご覧になれるところがありますのでお調べください。)

 

奈良大学文化財学科のスタッフの豊富さと、機器の充実がおわかりいただけるかと思います。

(写真は奈良大学図書館に展示されている百万塔(右が実物、左は複製)と陀羅尼経(手前)です)

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