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文化財学科からのお知らせ

2016/08/20

イベント

保存科学ゼミの調査合宿(新温泉町薬師堂格天井の写真撮影)

保存科学・魚島ゼミでは、8月19日〜26日の予定で、兵庫県と鳥取県の県境に近い新温泉町(旧温泉町地区)で、とあるお堂の格天井の絵画の保存のための記録作成(写真撮影)をおこなっています。

地域の方々が守ってきたお堂の天井に一辺約30cm四方の板絵が全部で184枚あり、他にも奉納額が9枚、仏像が17体もあります。

年々痛みが激しくなっている気がするという相談を受け、学生さんとともに、まずは現状を記録するための写真撮影をおこなうこととしました。当初板絵は容易に取り外せるとのことでしたが、数十年前のお堂の修復時に釘で固定してしまっていることが判明し、取り外しを断念して、お堂の中で上を向いての撮影をおこなっています。

板絵の真下にカメラを据えて1枚ずつ撮影する作業は決して楽ではありませんが、学生さんたちはホンモノの文化財を目の当たりにして、キラキラと目を輝かせています。

町の計らいで、すぐ隣の公民館を宿舎として使わせていただき、町営の温泉施設も利用させていただいています。ボランティアですがきっと得るものが多い調査合宿となることでしょう。

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