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CROSS OVER 「好き」を深める。「好き」が広がる。

日本で初めて本格的な都が置かれた地、奈良。
古代日本の中心として栄え、政治のしくみや学問、文化など、国際的な環境の中で、日本の基礎が次々と生まれた場所です。
そして、この地には、今なお、豊かな歴史と文化の香りが満ちています。

奈良大学は、そんな恵まれた歴史的風土を背景に、創立以来、「生きた学問」の実践に取り組んでいます。
本物を見る、触れる、聞く、感じる。現場を知る、社会と関係する、世界へ飛び出す。

好きだから、もっと深く。好きだから、もっと広く。

さまざまな学びがクロスオーバーする奈良大学。きっとここから、あなたの好きが輝き始めます。

コミュニケーションロゴ

コミュニケーションロゴ

奈良大学では、歴史や文化に恵まれた古都・奈良という最高の環境の下、さまざまな学びが展開されています。古代と現代、奈良と日本、そして世界各国と、奈良大学だからこそ提供できるクロスオーバーな学びを通して、学生一人ひとりに今後の人生で役立つ成長のきっかけを見つけてもらいたい。好きの種を大きく育てて欲しい。このマークには、そのような意味が込められています。

奈良大学のCROSS OVER

奈良大学での学びは歴史を始め、異文化共生、地域連携、まちづくりなど非常に多岐にわたります。

世界とクロスオーバーする

中国で生活し10ヵ国以上の友人ができた

留学制度を利用し、中国の陝西師範大学に1年間留学しました。一緒に学んだのは、韓国やアメリカ、ロシア、トルコ、オーストラリア、カザフスタンなど10以上の国・地域から集まった留学生たち。1年生のときから中国語の授業を取っていましたが、最初は消極的になってしまい、うまく通じなくて悩みました。けれども、授業で私の出身地・静岡の特産物であるお茶と魚、奈良の四季を紹介したところ、各国の学生たちは興味津々に。みんなで担任の先生の結婚式に向けてダンスの練習をしたのもいい思い出です。
 陝西省の冬は乾燥が激しい気候のため、毎日散水車が何往復もします。スーパーには肉がむき出しで売られているなど、日本とは異なる生活環境にもだんだんと慣れていきました。カフェでさまざまな国の人に日本語を教える交流会に手を挙げて参加するなど、積極的な自分に変われたのです。1年間異国で過ごせたという経験は大きな自信となり、自分の将来について広い視野で考えられるようになりました。めざす仕事をできる環境が海外にあるのなら、どこにでも行きたいと思っています。

文学部 史学科/鈴木 夏那子(SUZUKI Kanako)さん
静岡県立磐田西高校出身

社会とクロスオーバーする

考え方が広がった福祉施設での体験実習

社会体験実習で社会福祉法人が運営する障がい者支援施設での活動を選択。1年を通じて施設に訪問し、利用者にお茶を出して話し相手になったり、一緒に音楽を聞いたり、ボール投げなどの遊びをしたりしました。私は主に20代の方に教えていただいたのですが、その方の「障害のある方を加害者にさせてはならない」という言葉が印象に残っています。うまく話ができない方はつい手が出てしまうもの。そのとき、単純に乱暴な行動を怒るのではなく、障がい者に自分自身を守るスキルを身につけてもらいたいという思いで、きちんと説明していると言うのです。この姿勢が信頼関係の構築につながっているのではないでしょうか。
 実習前、施設は暗くて緊張感が漂っているのではと想像していたのですが、実際に訪問してみるととても明るくて和やかでした。スタッフの方々はいつも笑顔でパワフル、利用者の方とも冗談を言い合う仲です。実習を終え、普段出会うことのない人々のもとに自ら出かけて、打ち解けて話をすることの大切さを実感し、これからの人生で役立つさまざまな考え方ができるようになりました。

社会学部 総合社会学科/谷本 美夏(TANIMOTO Minatsu)さん
奈良県立磯城野高校出身

歴史とクロスオーバーする

古代を身近に感じられる体験をしています

奈良市の平城宮跡で、韓国の伝統的なすごろく遊びである“ユンノリ”の盤として使用したと思われる土器が出土しました。簡単にいうと4本の木切れ(かり)をサイコロとして利用するすごろくです。ユンノリが日本でも行われていたことは、万葉集から分かります。上野誠教授の粋な計らいでこの遊びを体験できました。
 4本のかりを転がして表裏の出方で駒の進む数が決まるのですが、思うようにゴールできなくてかりの出目に一喜一憂するばかり。古代の人たちも同じような気持ちでゲームを楽しんだのだろう、と思うと親近感が湧いてきます。古代の日本にも伝わっていたことから、「言葉が通じなくてもできる遊びで国際交流を図っていたのでは」と想像が膨らみました。
 また、奈良時代の貴族が着ていた天平衣装の試着体験も印象深かったです。身分による色の違いや、既婚と未婚で髪の結い方が変わることを知り、細部にも施された美しい装飾に目を奪われました。歴史への興味がさらに高まり、卒業論文では万葉時代の人々の暮らしに目を向ける予定。歴史的観光資源に囲まれた奈良大学での学びを生かし、将来は観光業界で活躍したいと考えています。

文学部 国文学科/仲島 尚美(NAKASHIMA Naomi)さん
沖縄県立八重山高校出身

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