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教員紹介

川本 正知 教授・博士(文学)

文学部

KAWAMOTO Masatomo 川本 正知 教授・博士(文学)

  • 専門

    西アジア史、中央アジア史

  • こだわり

    自分の目で確かめること

  • 趣味・特技

    絵画鑑賞・美術館めぐり

  • オススメの書籍

    ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』(DVDあり)、加藤周一『日本文学史序説』

主な担当科目

学部 基礎演習、史料講読、史学演習、東洋史基礎講義、東洋史特殊講義
大学院 文献史学(外国史)演習、文献史学(外国史)特殊講義、文献史学特論

経歴

1977年
  • 京都大学文学部史学科西南アジア史専攻 卒業
1983年
  • 京都大学大学院文学研究科博士後期課程(西南アジア史専攻)研究指導認定・退学
1989年~
2017年
  • 奈良産業大学(2014年奈良学園大学に名称変更)勤務。
    この間、奈良産業大学図書館長、日本学術振興会カイロ(エジプト)研究連絡センター長を歴任 
2017年~
2019年
  • 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任教授  
2019年
  • 本学着任  

主な著書・論文

著書
  • 『モンゴル帝国の軍隊と戦争』(単著、山川出版社、2013年)
翻訳書
  • マウラーナー・シャイフとして知られる弟子編著『15世紀中央アジアの聖者伝 マカーマーテ・ホージャ・アフラール』(ペルシア語テキスト・訳注)(単著、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2004、2005年)
論文
  • 「ハーフェズ・アブルー『歴史集成』第3巻「モンゴル史」の「チャガタイ・ハン紀」校訂テキスト」(『アジア・アフリカ言語文化研究』99号、2020年3月)
  • 「チャガタイ・ウルスとカラウナス=ニクダリヤーン---『歴史集成』「チャガタイ・ハン紀」の再検討」(『西南アジア研究』、2017年)
  • 「カラウナスとチャガタイ・ハン国---マルコ・ポーロのカラオナスをめぐって」(『歴史と地理―世界史の研究』、2015年)
  • 「中央アジアにおける聖者崇拝の実態」(『朝倉世界地理講座 第5巻 中央アジア』、2012年)

現在の研究テーマについて教えてください

①イスラム神秘主義教団の研究
主要な研究はイスラム神秘主義教団の一つで中央アジアを起源とするナクシュバンディー教団の歴史である。教団史研究にはイスラム教自体の理解が不可欠なので併行して7世紀の預言者ムハンマドによる原初イスラム教団についての研究を行ってきた。

②中東におけるキリスト教徒コミュニティの歴史
1997年に学術振興会カイロ研究センター長として1年間エジプトに赴任したことを契機として、西アジア地域の東方キリスト教に興味をもち、2008年から4年間シリア共和国のキリスト教徒コミュニティの調査を行った。

③モンゴル帝国の歴史
最近はモンゴル帝国を研究対象とし、2013年『モンゴル帝国の軍隊と戦争』(山川出版社)を書き、2015年以降は中央アジアのチャガタイ・ハン国の歴史の研究を行っている。

担当している代表科目の説明をお願いします

東洋史特殊講義
東洋史特殊講義(十四)では、中央アジア諸国といわれる国々はどこにあり、それぞれの国をどのような民族が構成しているのか。人びとはどのような生活文化をもち、どのような社会を築いているのか。中央アジアの歴史を理解するための基礎となる文化事象をとりあげ解説する。

東洋史基礎講義
イスラム教は、7世紀のアラビア半島のメッカにおいて神から預言者ムハンマドに下された啓示によっておこされた一神教である。7世紀のアラビア半島のメッカにはどのような人びとの社会があったのか、ムハンマドは預言者といわれるが預言者とは何者なのか。また、神からの啓示とはなんであろうか。原初イスラム教団の実態を探る。

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