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About Nara UNIVERSITY

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理事長メッセージ

教育と研究の質的向上を目指して

学校法人奈良大学の渕源は、大正14年(1925)、創設者薮内敬治郎先生が向学の精神に燃えながらも経済的に恵まれず進学できない青年たちに、私財を投じて南都正強中学(夜間5年制)を創立されたことに始まります。

創設者が力説された建学の精神は「努力すること」の大切さと「正しきに強き人」材の育成でありました。入学した生徒の平均年令は18歳、最年長は38歳、職業は農業、吏員、巡査、軍人、看守など様々でした。生徒たちは無月謝、無遅刻、無欠席で勉学に励み、先生方は無報酬で教壇に立ち、生徒たちに真正面から向き合い指導したと伝えます。私たちはいまに継承されるこの建学の精神による人間形成と、一人ひとりの学生(生徒・園児)と向き合う教育の原点を大切にしています。

爾来、戦前から戦後の時代の大きな変遷、学制改革や幾多の厳しい試練を克服しながら、幼稚園や大学の設置、名称の変更など努力してまいりました。奈良大学(通学部)は昭和44年(1969)に設置し、文学部国文学・史学・地理学・文化財学の4学科、昭和63年(1988)社会学部を増設し心理学・総合社会学の2学科、計2学部6学科となりました。平成5年(1993)大学院設置、平成17年(2005)(通信教育部)文学部文化財歴史学科を設置し、来る平成31年(2019)には本学開設50年の節目を迎えます。奈良大学附属高等学校は旧制南都正強中学以来の92年の歴史と伝統を有します。昭和42年(1942)設置の奈良大学附属幼稚園は、本年開設50周年記念を迎えます。

では、如何なる人材を育成しているのか。概略を報告いたします。奈良大学文学部国文学科で学生は日本語が産み出した華麗な世界を文学的、国語学的、系統的に探究する力をつけています。史学科では日本・東洋・西洋について “ 考える歴史 ” と “ 感じる歴史 ” を実践し、“ なぜ ” を解明する能力を培っています。地理学科はフィールドワークを重視し、人と自然と地球のかかわりを探求する人材を養成し、西日本唯一の学科です。文化財学科では有形文化財と保存科学について新しい知見と技術を開発する人材が多く育ち、活躍しています。文化財歴史学科は文字通り文化財や歴史について、全国各地から社会人が多く熱心に学ばれ、生涯学習時代の新しい在り方が実現されています。社会学部心理学科では臨床心理学と社会心理学を核にして、人と社会の“こころ”を究明する力をつけています。臨床心理士などへの道も開けます。総合社会学科では社会調査・経済経営・国際文化・情報の4コースで社会の構造・機能・変動、起業・経営、国際社会と文化、情報処理の理論と技術の習得等を学び、産業経済社会に活躍する有能な人材が育っています。大学院は修士課程文学研究科(国文学・地理学・文化財史料学専攻)・社会学研究科(社会学専攻)、後期博士課程(文化財史料学専攻)を設置し、高度な研究指導を行っています。卒業生が国内外の各界・各職域で活躍しているのは心強いことであります。

奈良大学附属高等学校は豊かな人間性を養う・確かな学力を養う・健全と健康を養う教育をかかげ、特進・文理・標準の3コースを設置して、人間形成と進学指導の徹底を目指し、実績をあげています。奈良大学附属幼稚園は個性と自主性を重んじ、健康で創造性豊かな子どもの育成を目指す幼児教育に努めています。また、ひよこ教室(未就園児の親子一緒)・つくし教室(未就園児のみ)・コアラ教室(預かり保育)を併設して好評であります。

今日、わが国は少子高齢化が進み18歳人口は激減の一途をたどり、グローバル化の進行と共に社会の構造は大きく変動しつつあります。こうした時代の中で、私学に強く求められるのは財政基盤を整え経営力を高めながら、安定的恒常的に質の高い教育と研究を進めることにあると考えます。私たちは建学の精神のもと、学修環境の一層の整備を進め一人ひとりの学生(生徒・園児)を大切にして、確かな教育と研究の質的向上に情熱を込めて努力し、堅実な経営を目指します。

皆さまのご理解とご支援をお願いいたします。

学校法人奈良大学 理事長
市川 良哉Yoshiya Ichikawa

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